大島紬の最高峰12マルキのご紹介です。
こちらの12マルキのお品物ですが、非常に高度な技術で織られており、この先入手困難になりそうなお品物です。
先ず縦糸に対して絣糸を何本使うかによってマルキというのは計算されます。
一般的な大島紬
7マルキが絣糸560本に対して、こちらの12マルキは絣糸960本使用しております。
絣糸を沢山使用すると繊細な柄が織れますので、柄の中にある松の枝、一本一本や反物の右から左、左から右と色の濃淡を表現することが出来ます。
織物の場合、染のお品物と違い「織」で濃淡（ぼかし）を表現するのは非常に困難と言われています。
12マルキの繊細な糸でしか表現できない、こちらの大島紬を一度是非当社でお手に取ってご覧になって下さい。
営業 樋口
今回ご案内させて頂く大島紬は、今の季節にちょうど良い爽やかな白大島です。
こちらの白大島は、大島紬の生産反数が激減している中でも特に少ない白大島なので、あまり目にする機会が少ないお品物になります。
更にこちらのお品物は、「本場大島紬織物協同組合創立100周年記念作品」となっておりますので、大島紬の技術の粋を集めた商品です。
一般的に柄以外の所は無地（地空き）が多いのですが、こちらのお品物は柄以外の所全て絣で表現されていますので、非常に手間と時間がかかっており、更に無地場を全て絣で表現する事によって、大島紬の柄にあまり使われる事の少ないカトレアの柄の奥行きや、立体感が出ますので、お召になった際は大島紬の技術を余す所なくお楽しみ頂けると思います。
是非一度当社にお越しいただき、実際にご自分の目で確かめて下さい。
営業 樋口
