今回は、「上布」特集としまして「八重山上布」
「宮古上布」をご紹介致します。
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先ず「八重山上布」の帯ですが、
素材や染料は地元で採取出来る草木を用いています。
山芋科のクールや、福木など)🌿🌼


昔はごく一部の人にしか着用が認められなかった八重山上布ですが、今はお着物好きの方で有れば手に入れる事の出来るお品物となっております。

ただ昨今の後継者不足と全国的に沖縄の商品が人気の為とても品不足と聞いてます。
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続きまして「宮古上布」のお着物ですが、
「蝉の羽」として表現される生地は
苧麻と言う植物の繊維を用い、糸を創り出していきます。

イモグズでんぷんで布に糊付けした後木槌で何万回も叩いて、
ロウを引いたような艶を出していきます。

一反織り上げるのにとても時間がかかる為、今では年に「数反」しか織り上がらないと言われており、非常に「希少性」が高い織物となっております。